データ処理の高速化を実現するため、Core i7では メモリーコントローラーがCPUに組み込まれました。
さらに、インテル社の第二世代Core iシリーズでは GPUの機能までも搭載しています。
これにより画像処理の速度は格段に上がりましたが、第二世代Core iのチップセットは ノースブリッジがなくなることになります。
また、転送方法も変化をしています。
従来は、CPUとノースブリッジの間はパラレルバスの形式で、コントロールバス,アドレスバス,データバスが繋がっていました。
しかし、第一世代Core iシリーズの登場とともに廃止され、シリアル形式の専用線で接続されるようになったのです。
この変化は、インテル社だけでなく ライバルのAMD社でもみられます。
第二世代Core iシリーズでは、チップセットとCPUを接続するシリアル形式の専用線に加えて、CPUとチップセットの間に画像データ専用線も引かれています。
CPUに組み込まれたGPUが処理する画像データを、既存の信号線とは別に サウスブリッジを介してビデオ出力するためです。
このように チップセットの変化は、情報を転送するバスの構成も変えつつあります。