パソコンの処理速度は飛躍的に向上したとはいえ、膨大な計算を必要とする予報・予測・シミュレーションなどでは まだまだ力不足です。

そこで、より高い計算処理能力が求められています。


そして、演算処理が非常に高速なコンピューターを「スーパーコンピューター」と呼んでいます。

何か特別な パソコンにはできないことをしているイメージがありますが、計算処理を行うという基本的な機能は変わりません。

1回の処理サイクル(1クロック)で計算できる量に 違いがあるだけです。

パソコンでは 1つないし数個しかできないのに対し、スーパーコンピューターは 大量に行えるのです。


活躍する代表的な分野は 気象予報です。

気象の予報は、局所ごとに発生している現象を分析して 全体への影響を予測するという作業です。

予報の精度を上げるには 局所の絞り込みを細かくする必要がありますが、細かく分割するほど 負荷のかかる処理になります。

パソコンでは膨大な時間がかかってしまうため、スーパーコンピューターが欠かせないわけです。


また、バイオの分野でも注目されています。約30億個のヒトゲノムから遺伝子を解読する作業は、膨大なデータ処理が求められるからです。

さらに、天体力学の分野で、銀河系やブラックホールのメカニズムを解明する際の 大規模な重力計算などでも利用されています。